シンセウェイヴは2000年代中盤〜後半、インターネット上の音楽コミュニティから生まれた、1980年代のサイエンス・フィクション映画やビデオゲームへのノスタルジーを源泉とする音楽・ビジュアルのアジティクスです。漆黒の夜空に映えるネオンピンクとシアン、1点透視のワイヤーフレームグリッド、地平線に浮かぶ巨大な太陽が象徴的なビジュアルを形成します。音楽の枠を超え、現在もゲーム・映画・Webデザイン・アパレルで根強く使われ続けています。
シンセウェイヴとは?
シンセウェイヴ(Synthwave)は2000年代中盤にインターネット上の音楽コミュニティから生まれ、College、Kavinsky、Justiceなどフランス出身のエレクトロニック・ミュージックのプロデューサーたちが初期のサウンドを牽引しました。1980年代のシンセサイザーを多用したサウンドと、当時のSF・アクション映画・アーケードゲームのビジュアル文化への深いノスタルジーが融合したアジティクスです。「Outrun(アウトラン)」「Retrowave(レトロウェイヴ)」とも呼ばれます。
ビジュアル面では、深紫や漆黒の夜空を背景に、ネオンピンク・シアン・エレクトリックパープルが発光するように輝くカラーパレット、1点透視のワイヤーフレームグリッド、地平線に沈む巨大なスリット入り太陽、ヤシの木のシルエット、VHSの走査線ノイズなどが定番の視覚要素です。2010年代に映画『ドライブ』などを通じてメインストリーム化し、現在はゲーム・音楽・Webデザインにおけるレトロフューチャーの定番表現として定着しています。
シンセウェイヴ (英: Synthwave アウトラン、レトロウェイヴ、フューチャーシンセなどと称されることもある)は、1980年代の映画音楽やビデオゲームに影響された電子音楽のジャンル。2000年代中頃に登場して以来、インターネット上の様々なニッチ・コミュニティで発展していき、2010年代初頭には広く人気を得た。
主な視覚的特徴
- 色漆黒や深紫の夜空を背景に、ネオンピンク・シアン・エレクトリックパープル・クロームオレンジが発光するように輝く高彩度の配色
- 形水平線に向かって収束するワイヤーフレームの3Dグリッド、地平線に沈む巨大なスリット入り太陽、ヤシの木のシルエット、直線的な稲妻・三角形
- 構図1点透視図法による奥行きのある構図。中央奥に太陽を配置し、手前に向かってグリッド線や一本のハイウェイが伸びるレイアウト
- 書体メタリックな質感を施した傾斜のある太いセリフ・サンセリフ体、または1980年代の映画タイトルやアーケードゲームを彷彿とさせるネオンサイン風スクリプトフォント
- テクスチャVHSビデオの走査線(スキャンライン)、アナログ特有のノイズ、レンズフレア、ネオン管のグロー(発光)効果、滑らかなクローム金属質感
- その他スーパーカー(テスタロッサなど)のシルエット、未来都市のスカイライン、格子状のサイバー空間といった1980年代SF映画の定番モチーフ
配色パレット
このスタイルを再現する際によく使われる色の組み合わせの一例です。実際のWebデザインやグラフィック制作の参考にお役立てください。
このスタイルを採用したブランド・作品
- 映画ドライブ(Drive / 2011年) ― シンセウェイヴのサウンドとビジュアルの両面において、このスタイルを世界的なメインストリームへ押し上げる転機となった作品として広く評価される
- ゲームFar Cry 3: Blood Dragon(Ubisoft / 2013年) ― 1980年代のサイバーパンクとアクション映画へのオマージュとして、ゲーム全体のビジュアルをシンセウェイヴの世界観で構築した代表的タイトル
- 音楽The Weeknd「Blinding Lights」(2019年) ― 1980年代風シンセポップサウンドを取り入れた楽曲で、ミュージックビデオやアートワークにもシンセウェイヴの色彩感と夜のドライブ感が強く反映されている
- ブランドRazerなどゲーミングデバイスブランド ― 製品プロモーションや周辺機器のビジュアルにおいて、シンセウェイヴ/アウトラン風のネオンカラーとサイバーテイストを取り入れた事例が複数見られる
AI生成プロンプト
このスタイルのビジュアルをAIで生成するためのプロンプトです。英語版はMidjourney・Stable Diffusion向け、日本語版はGemini・Adobe Fireflyで使いやすい形式になっています。そのままコピーしてお使いください。
英語プロンプト
日本語プロンプト
Webデザインへの応用ヒント
シンセウェイヴはゲーム開発スタジオやゲーミングデバイスの製品サイト、夜間のイベント・音楽フェスの特設ランディングページ、レトロポップなアパレルブランドのECサイトと相性が良いスタイルです。ダークモードが前提の配色かつ明度差が激しいため、日中の屋外では視認性が落ちやすい点に注意が必要です。また世界観が非常に強固で、掲載する写真素材やフォントが合わないとデザイン全体が浮いてしまうため、素材選びを統一するのが鉄則。組み合わせるならサイバーパンクやヴェイパーウェイヴとの親和性が高いです。



