オーロラUIは、夜空のオーロラから着想を得た、複数の鮮やかな色が境界なく溶け合うグラデーションを特徴とするUIデザインのスタイルです。ぼかし(Blur)を強くかけた有機的なBlob形状の重なりが、デジタル空間に流動的な奥行きと躍動感をもたらします。2021年頃からAppleやMicrosoftの背景表現などをきっかけに注目を集め、現在はAI・テクノロジー系サービスのブランドビジュアルや背景表現でよく見られます。
オーロラUIとは?
オーロラUIは、2021年頃からグローバルなUIデザインのトレンドとして台頭したスタイルです。その名称は、複数の色彩が空中でぼんやりと溶け合う自然現象「オーロラ(Aurora)」に由来します。ぼかし(Blur)を極限まで強くかけた複数の有機的なBlob(色の塊)を重ね合わせることで、どこにも境界線のない流動的で奥行きのあるグラデーション空間を作り出すことが、このスタイルの本質です。
グラスモーフィズムやニューモーフィズムの流れを汲む、あるいはその発展形として語られることもあります。フラットなUIに有機的な温かさと動きを加えられる点が評価され、Webサイトのヒーローセクションやローディングアニメーションなどに積極的に採用されるようになりました。近年ではAI・テクノロジー系サービスのビジュアルアイデンティティにも多く取り入れられており、先進性やフューチャリスティックなイメージを伝える表現として広く認識されています。
主な視覚的特徴
- 色ネオンカラーやパステルカラーなど、彩度の高い3〜5色程度の補色・類似色の組み合わせ。鮮やかなブルー・パープル・ピンク・グリーンが混ざり合うケースが多い
- 形固定された幾何学的形状を持たない。ぼかしを極限まで強くかけた、流動的で有機的なBlob(水滴・一塊)形状が基本単位
- 構図背景全体に大胆に引き伸ばして敷き詰める構図、または特定のコンテンツ(カードやボタン)の背後から発光しているように見せるレイアウト
- 書体背景の有機的なグラデーションを邪魔しない、クリーンで太さにメリハリのあるモダンな幾何学的サンセリフ体
- テクスチャ極めて滑らかでノイズのないデジタルな質感が基本。あえて微細なデジタルノイズ(粒子感)を重ねて有機的な洗練さを出すアプローチもある
- 重ね方グラスモーフィズム(すりガラス効果)のコンポーネントを前面に重ねることで、背面のオーロラグラデーションの美しさと奥行きがより強調される
配色パレット
このスタイルでよく見られる傾向のあるカラーパレットです。オーロラUIは多様な配色を含むため、あくまでも一例として実際のWebデザインやグラフィック制作の参考にお役立てください。
CSSスニペット
Landing Page Template
See the Pen Landing Page Template: Manual Handling Course (Aurora Glass UI) – Irish Manual Handling by IRELAND (@ireland-safety-training) on CodePen.
- Author : IRELAND
- Link : CodePen – Demo
Aurora Cards
See the Pen Aurora Cards — Interactive Glass UI by Tim (@Timur1616) on CodePen.
- Author : Tim
- Link : CodePen – Demo
このスタイルを採用したブランド・作品
- ブランドMicrosoft — Windows 11のUIや壁紙表現において、複数の色が溶け合うグラデーションビジュアルが見られる
- WebStripe — 公式サイトのヒーローセクションにアニメーションするグラデーション背景が用いられており、このスタイルの事例としてデザインコミュニティでしばしば取り上げられる
- WebOpenAI — 公式ブランドビジュアルにおいてグラデーション表現が用いられており、先進的なイメージとの結びつきで語られることがある
- WebVercel — 公式サイトにダークモードと組み合わさったグラデーション表現が見られる
AI生成プロンプト
このスタイルのビジュアルをAIで生成するためのプロンプトです。英語版はMidjourney・Stable Diffusion向け、日本語版はGemini・Adobe Fireflyで使いやすい形式になっています。そのままコピーしてお使いください。
英語プロンプト
日本語プロンプト
Webデザインへの応用ヒント
AI・テクノロジー系スタートアップのWebサイトやクリエイティブエージェンシーのポートフォリオと特に相性が良いスタイルです。背景が非常に鮮やかなため、前面のテキストや要素とのコントラストを十分に確保しないと可読性が著しく低下します。アニメーションさせる際はレンダリング負荷によるパフォーマンス低下にも注意が必要です。組み合わせるならグラスモーフィズムとの相性が抜群で、すりガラスのコンポーネントを前面に重ねるとオーロラの奥行きがより際立ちます。Bento Grid(弁当グリッド)のカードレイアウトと組み合わせるのもおすすめです。



